ちょっと時間が開いたけど、カフェでボケっとするには持て余すので、
独りでCGVに入ってみた。
特に見たい映画もないし、都合よく時間が合う作品が「オッペンハイマー」のみ
だったので致し方あるまい。
総評:4/10点
監督がクリストファー・ノーラン氏。
「あーノーランの映画だー」の一言くらいしか感想らしい感想がでない。
オッペンハイマーの伝記は子供の頃に読んでるし、原爆関連の話でも読んでるし、
それ以上でもそれ以下でもないし。
確か20年くらい前、マンハッタン計画の連続ドラマを観た記憶があるのだけれども、
そこでも計画に携わった科学者達の物語があったのを思い出す。
僕は日本人なので、どうしても原爆開発の事実についての描写や情報が気になって
しまうのだけれども、本作品では及第点だったのではないだろうか?
・原子力の軍事利用を米国が考え出したのは、ナチスがポーランド侵攻前。
・プルトニウムは最初の原爆実験成功前に既に合成されていた。
・マンハッタン計画には当時の20億ドル、現在の2兆円に相当する費用が費やされた。
・全米の大学が総出でこの計画に携わった。
日本人が恐らく意図的に教育現場で知らされていない事実が一応それなりに言及
されていたのは良しとしたい。
ここからは映画評から逸脱するが、これでも日本との戦争を終わらせるために、
原爆を2、3個作って落としたというのか?
1940年代の当時に国費2兆円を投じて?
答えはノーだろう。
原爆と水爆の量産ラインをドーン!と完成させて、目の前には格好の的が転がっている。
それも瀕死の状態で。しかもその的はトルーマンの嫌いな非白人である。
そいつらと同じ人種である、日系米国人は強制収容所に連行し押し込んでいるのだ。
勿論当時の米国では非白人の国民に公民権もなく、隔離政策下である。
あの当時、スターリンを無視し、あんな形で発表されたポツダム宣言の目的は
明らかである。
最後に、サル共を原爆実験に使うためだ。
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